あの頃は

あの頃はよかった…なんて思うことが沢山ありませんか?

確かにあのときたのしかった記憶を辿ったり、あの頃持っていたものに想いを馳せたり。昔を振り返ってなつかしむあの感覚は癖になりますね。

懐かしいものを求めてしまうこの頃。実はわたし先月で26歳になったようなのです。意味がわかりません笑それも関係あるのでしょうか。

最近、元実家付近をわざと通って帰ったりしていました。私は中学生か高校生辺りで、近距離引っ越しをしまして。色々あって引っ越したのですが、実家付近はひどく懐かしいのです。

今の家もめっちゃちかいのですが、通ろうと思わないと決して通らない道でして。避けていた…いや、無意識に避けていたのですが最近通ってみたと言うわけです。

結構心がぎゅんとしました。縮みあがると言いますか、苦しくなると言いますか、、、懐かしいと同時に、もうあの頃には戻れないのだと言う気持ちです。

生きるとは、時間と共に歩いていくことだと思うのですが、振り返って遥か遠い過去をのぞいたような気分です。通った幼稚園、公園、帰り道、たべものやさん、全ては同じでなく、景色もかわりもと実家も他人がすんでおりますが、あるなぁ…わたしの過去があるなぁ…と、思いました。

幻ではないのですよね?過去が確かに私にもあったのだと…。過去って物ではないので、思い出したり辿るしかないのですが、確かに過去はあったのです。

懐かしくつらく、でも癖になる。生きるって、懐かしいを感じるためにあるのではなかろうかと思ってしまうほどです。今はつらい。今を生きるってつらい。つらいけど、振り返ったときは壮観ですよね。子供は無邪気に今を生きてあそび、大人は世の中を知りつらいことがおおいけれど、振り返って懐かしいを感じることができる。

懐かしさを感じるってだけで、今がたのしくなるわけではないのですが、、特権と言うことで。

私は社会人になってから、1度地に落ちてしまったときの癖で、つらいことがあるとすぐ頭のなかでしにたい…と思うようになってしまいました。ほんとにしにたいとおもうときもあれば、いまから逃げたいだけの時もあります。懐かしいには、生きたを実感する効果がありますね?死にたくなったら懐かしいの旅にでれば、少しは時間稼ぎができるのではないかと思います。

きっと、それはわたしの過去が振り返られるほど綺麗だったからなのかなと思います。もちろんつらいときとありましたが、きっと、振り返られないほどのひともいるから…。

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